前回の記事「【UberEats 報酬3割カット】京都と福岡で起きた事件」では、UberEats のネガティブなことを書いてしまったから、今回はちょっとポジティブで明るいことでも書こうかな。
「UberEats(ウーバーイーツ)はどこまで成長する?」と題して、今後のUberEats の展望を好き勝手書いていこうと思います。
ここ2年のUberEats(ウーバーイーツ)の勢いのすごさ!
ここ2年のUberEats はすごい勢いで加盟店を増やしてきました。
ニュースにもなったんですが、ここ2年でUberEats 加盟店は20倍以上にも増えて、2021年現在では、加盟店の数は3万店以上にも及んでいます。
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いとはこのことです。
実際私がUberEats 配達パートナーをはじめた2019年初頭は、わが東京都江戸川区なんて、ほとんど注文が入りませんでしたから。
錦糸町とかで仕事しても、昼時に1時間1件くらいしか注文が入らず、泣きながら帰ってきたこともあります。
しかし2019年は、牛丼チェーン、ファミレスチェーン、寿司屋チェーンなどが一斉に加盟してきて状況は一変。
UberEats の認知度もグーンとUPして、配達パートナーもかなり忙しくなりました。
そして2019年後半には、ローソンがコンビニエンスストアで初めてUberEats に加盟して、2020年には、西友や成城石井などといったスーパーマーケットも一部地域ですが加盟しました。
コンビニやスーパーマーケットでは、日用品もUberEats できるので、もはやEatsですら無いという説すらあるほどですw
では、今後はどうでしょう?
もうこれ以上加盟店は増えない?さらに増える?を大胆予想していきます。
日本の飲食店数は60万店
結論から言うと、UberEats 加盟店は今後も増え続けるでしょう。
今日本全国の飲食店数は60万店あると言われています。それに対してUberEats加盟店は3万店。
単純な数の比較でも、まだまだ加盟店数に伸びしろがあるのが分かります。
【UberEats今年中に全国拡大へ】https://t.co/Wvv35WQXWk
ウーバーイーツジャパンは、今年中に宅配エリアを全国規模へ拡大する方針。現在33都道府県の一部エリアで配達をカバーしており、今年中に全国47都道府県に広げるという。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 3, 2021
↑上のyahoo!ニュースにもありますが、UberEats はまだまだ加盟店増やす気満々です。
2021年のうちに全国47都道府県に展開したいとあります。
現在は雪積もる北海道札幌市や、夏は暑い沖縄県那覇市ではUberEats 始まっていますが、
今後は、日本一人口の少ない県庁所在地の山口県山口市や、日本一過疎化が進んでいる秋田県なんかもUberEats スタートする可能性があるということです。
UberEats などのフードデリバリーサービス向けに特化した店舗が乱立する

UberEats の急拡大に伴い、UberEats 加盟店はかなり売り上げが上がっているところも多いです。
マックやケンタなどの有名どころは置いておいて、街の個人店もフツーにUberEats の注文が入ります。
例えば古びた中華料理屋だったり、全くお客さんが入る気配のないインド料理屋さんも、フツーにUberEats の注文が入るんです。
「ここ、UberEats やってなかったら、絶対つぶれてたでしょ!?」っていうようなお店も結構あります。
ですので、飲食店側もこのコロナ禍で厳しいご時世、少しでも売り上げを上げるためにUberEats に加盟したいはず。ですので全国各地これからも加盟店はどんどん増えます。
そしてUberEats などのフードデリバリー業界急成長に伴い、売り上げを急拡大したのはデリズでしょう。
デリズは、小僧寿し傘下の出前をメインにした加盟店です。
しかもひとつのデリズ店舗で、20~30種類ほどのレストラン名を使い分ける、いわゆる「ゴーストレストラン」です。
このデリズのゴーストレストラン戦略の成功で、本体の小僧寿しはかなりの業績UPを果たすことができました。(下のニュース参照)
参考記事:潰れかけだった小僧寿しが今、大復活を遂げている真の理由(Yahoo!ニュースより)
このデリズの成功を模して、さまざまなゴーストレストランが登場してきています。
最近出店数を増やしている「出前専門店かさねや」も複数の店舗名をもっているし、ビルの一室でひっそりと営業している怪しいゴーストレストランも多々あります。
そしてこれからもゴーストレストランは増え続けるでしょう。コロナ禍が当分続くことも後押しになります。
下手したら日本全国各地にゴーストレストランが乱立する事態になる・・・
UberEats アプリに並んだレストランの大半が、ゴーストレストランのお店になる・・・そんなこともあり得ます。
ゴーストレストランはピンキリです。正直いって評価がメチャクチャ低いお店もあります。
ですのでUberEats 注文するときは、これはちゃんとしたお店か、はたまた質の悪いゴーストレストランかを見極める必要がありそうです。
コンビニやスーパーマーケットも、UberEats にどんどん加盟してくる
2021年現在、コンビニでは、ローソンやファミリーマート(一部店舗)がUberEats に加盟しています。
そしてスーパーマーケットでは、西友、成城石井、マックスバリューなどが実験的にUberEats を始めています。
ローソンなんかはすでにUberEats の注文が多く入っているので、加盟して成功と言えるでしょう。
それに追随して、ファミリーマートやセブンイレブンなどの同業他社もどんどん加盟してくるんじゃないかと予想します。
そしてスーパーマーケットやドラッグストアもこれから加速度的にUberEats に加盟すると思います。
例えばスーパーマーケットって自前のデリバリー(お届けサービスなど)やっているところって多いですよね。
ドラッグストアでもスギ薬局とか地域内ですがお届けサービスやっています。
こういったお届けサービスをUberEats と連携すれば、加盟店側も人件費の負担がだいぶ軽減されますし、配達可能距離がぐんと広がることにより売り上げ規模も拡大できます。
ですので、全国各地のスーパーマーケットやドラッグストア(第一類医薬品をのぞく)でUberEats に加盟するところは増えてくるはずです。
DoorDashの日本上陸が後押しになる

来春から日本上陸予定のDoorDash(ドアダッシュ)
DoorDashはアメリカ発のフードデリバリーサービスで、UberEats のライバルです。
本国アメリカでは、シェア率ではDoorDashがUberEats を圧倒しています。
ですので、DoorDashの日本上陸には、UberEats はかなりナーバスになってるはずです。
しかもDoorDashの特徴は、本国アメリカでは、飲食店だけでなく、スーパーマーケットやドラッグストアなどとも提携し、ダントツの加盟店をかかえているところにあります。
ですのでDoorDashが日本に上陸しても、おそらくスーパーマーケットやドラッグストアといったところを開拓するはずです。
そんなDoorDashを、最大のライバルUberEats が黙って見てるわけありません。
UberEats もそういったところと提携して、さらなる加盟店拡大をしていくことは想像できます。
【ニュース】ローソンがUberEats で医薬品を取り扱う予定
もうすでに一部の店舗で実験的に始まっていますが、ローソンがUberEats で医薬品を取り扱うことを決めたようです。
対象は第二類・第三類医薬品で、具体的には一般風邪薬、目薬、胃腸薬、シップなどです。
これらはネット通販でも購入できますが、配達スピードで言ったら、UberEats の脚元にも及ばないでしょう。
そんなときもUberEats で胃薬をポチれば、ほんの10分~15分くらいで到着するんだから最強です。
簡潔に言うと、UberEats と医薬品は相性抜群の最強タッグです。
そしてローソンの医薬品配達が好評ならば、ドラッグストアも勝ち馬に乗りにくるでしょうね。
UberEats(ウーバーイーツ)今後の予想、最後のまとめ!
長い話に最後まで付きあっていただき、ありがとうございます。
まとめると、
- 飲食店の加盟店はこれからも爆発的に増える
- ゴーストレストランが乱立する
- コンビニ、スーパーマーケット、ドラッグストアもどんどん加盟してくる
- 来春日本上陸のDoorDashがそれらの状況を加速させる
というわけで、UberEats はじめ、フードデリバリーサービスは飽和状態でもないですし、オワコンでもありません。
一部地域で報酬が引き下げられてネガティブな意見も目立ちますが、ここをしのげば明るい未来が待ってそうな気がしませんか??
私は大忙しの未来を見据えて、UberEats 配達パートナーとしての修業を続けていきたいと思いますw

これからも配達パートナーみんなで、フードデリバリー業界を盛り上げていきます!
Let’s Enjoy!!