yahoo!でこんなニュースが載りました。
【Uber配達パートナー報酬 一部引き下げ】https://t.co/o7T8tt99wV
ウーバーイーツジャパンが3月から、一部地域で配達パートナーの報酬体系を見直したことが分かった。労働組合や複数の配達パートナーへの取材で明らかになった。配送距離などに応じて算出する基本料の水準を下げ、報酬総額は平均で約3割下落したとみられる。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) March 4, 2021
「UberEats 配達パートナー報酬 一部引き下げ」というニュースです。
ヤフコメランキングでも上位に行きましたし、知ってる方もいるんじゃないでしょうか?
今日はこのニュースについて考えたいと思います!
UberEats 配達パートナー報酬引き下げのニュース内容
簡単にまとめると、一部の地域で配達パートナーの報酬が3割ほどカットされたという事です。
一部地域とは、京都府と福岡県です!!
3割カットされた報酬を「UberEats 新報酬」と呼ぶこととします。
そのUberEats 新報酬は、今後おそらく東京都含め全国に導入するんだろうと思います。
それに先駆けて、実験では無いですが、京都と福岡が一足先に新報酬を始めました。
UberEats 新報酬、具体的な金額
まだ配達パートナー側も、UberEats の会社側も混乱しているみたいで、完全に正確な情報は分かりません。
しかし京都や福岡で実際に配達パートナーをされている方のtwitterでは、そのUberEats 新報酬の全貌を垣間見ることができます。
300均wwww pic.twitter.com/mU5fFSIRkw
— ウバイツうさぎ (@ubareats_usagi) March 1, 2021
↑京都の配達パートナーの方の新報酬
なんか逆に清々しいな pic.twitter.com/jivzocN4cs
— オエカキ🚲ウーバーイーツ福岡 (@oekakiuba) March 1, 2021
↑福岡の配達パートナーの方の新報酬
簡単に言うと、基本的にUberEats 新報酬は、配達距離に関係なく一律300円くらいのようです!
今までの報酬はどうだったかと言いますと、
配達距離(飲食店⇒注文者の家)で報酬が決まっていました。
配達距離は1回あたり基本的に1キロ~4キロくらいが多いので、報酬は400円~550円ほどです。
配達距離が長ければ長いほど、報酬が上がるシステムでした。
ですので、1回の配達の報酬をまとめると、
旧報酬 400円~550円
新報酬 一律300円
↑このような変化があるわけです。
さらに言うと、3割カットならマシな方で、もしも配達距離12キロ案件だったらかなり悲惨です。
配達距離12キロの場合
旧報酬 1000円
新報酬 300円・・・
もう報酬何割カットなんだか計算したくもありません。

↑つい最近私も12キロ案件来ました・・・
このように報酬大幅カットを先んじて導入された京都や福岡の配達パートナーによる阿鼻叫喚(あびきょうかん)は想像に難しくありません。
競馬で言うと、3連単1000万円規模の大波乱です。
この報酬大幅カットは、本家UberEats の意向か?
こんなtwitterも見つけました。
台湾でも新料金導入されてることを考えると、この料金は日本法人の意思ではないんだと思ってます。
アジア圏以外の状況がわからないですが、これが大規模な実証試験なのか既定路線なのか。。
— 自転車稼業@神奈川北(UE+DMC+menu+FP) (@maymay09111) March 4, 2021
UberEats 新報酬は、日本(京都と福岡)だけでなく、台湾の一部都市でもおなじようにスタートしたみたいです。
もちろん台湾でも、配達パートナーの間で大炎上している模様・・・
ということは、
今回の京都と福岡のUberEats 新報酬は、UberEats Japan(日本支部)の経営方針というよりは、本家のUberEats(アメリカの本部)の意向によるものではないか?と私は推測しています。
それを踏まえて、次のtwitterを。
@UberEats_JP 福岡・京都で絶賛不評中の新料金制度ですが、あれって本来チップ前提で組まれてませんか?アメリカ(本国)仕様と同じパラメーターでそのまま持ってきてませんか?それってヤバいですよ、日本にはチップ文化有りませんから(汗) #ウーバーイーツ
— そーたろー@🥫&UberEatsTokyo (@UberEatsTokyo4) March 4, 2021
↑のtwitterはなかなか鋭い考察です。
アメリカではチップ文化が根付いていて、例えば長距離配達してくれた配達パートナーにはそれ相応のチップを渡すのが暗黙のルールのようです。
(最近そのチップが少なすぎて暴れる配達パートナーのニュースがアメリカでありましたw)
ですので、今回の京都と福岡のUberEats 新報酬は、もしかしたら注文者からのチップ前提でのものではないか?
それだったら、日本ではヤバいことになるぞと。
ちなみに私の場合、チップをもらえるか頻度は、10回に1回くらいで、チップの額は100円前後です。
可愛い女の子の配達パートナーなら別ですが、普通のおっさん配達パートナーがもらえるチップなんてちっぽけなものです。(チップくれた方には感謝ですが)
ですのでチップ前提で、新報酬を設定するのは、UberEats 崩壊のきっかけになる気がします。
京都と福岡のUberEats 配達パートナーがとにかく可哀そう!お客さま、よろしければチップのご協力を

京都と福岡のUberEats 配達パートナーはいま苦境に立たされています。
私は東京都内で配達をしているので実感はありませんが、京都と福岡の配達パートナーが悩み、モチベーション落ちていくのが簡単に想像できるんです。
ですので、京都と福岡で、UberEats を注文された注文者。
もしも可能でしたら、少しで結構です。チップを送ってあげると、配達パートナーの励みになります。

↑UberEats アプリよりチップを贈るときの画面。
チップは注文する前でも、配達完了した後でも送ることができます。
個人的には配達パートナーの接客などの様子を見て、満足いくものだった場合に配達完了後にチップを送るのがいいと思います!
UberEats 新報酬が、いずれ全国規模になるのは間違いない?

UberEats 新報酬が、Yahooニュースにも取り上げられて話題になったり、配達パートナーの間で大炎上したりしているので、今後UberEats Japanがどう動くか分かりませんが、
いずれ東京でも新報酬が採用されて、全国規模で広まる可能性があるのではないでしょうか?
1回の配達報酬が一律300円となると、1時間に3回配達しても900円にしかなりません。
(1日を通して、1時間に4回ペースで配達するのはなかなか難しい)
ですので1時間900円だと、UberEats 配達パートナーが大量に離脱して、他のバイトに行くことになるでしょう。
アルバイトは最低時給が確保されているので。
そうすると、UberEats は一気に供給バランスが崩壊して、衰退の一途をたどるかもしれません。
私はUberEats が大好きなので、そのようなことになってほしくない。
UberEats の会社側も、もうちょっと配達パートナーに寄り添った報酬システムを作ってほしいと切に願います。
この新報酬について進展がありましたら、別途このサイトで記事にまとめさせていただきます。