配達パートナーニュース

UberEats(ウーバーイーツ)の保険【傷害補償プログラム】とは?

今回はUberEats 配達パートナー(配達員)向けの記事です。

UberEats 配達パートナーのみなさまは、UberEats に保険があることをご存知ですか?

もしかしたら、UberEats の保険のことをよく知らない・・・という方もいるかもしれません。

というわけで、今回はUberEats の保険のことを解説していこうと思います。

 

UberEats(ウーバーイーツ)の保険とは?

正式名称 UberEats 傷害補償プログラムと言います。

もしもUberEats の配達中に事故を起こしてしまい、

  • 自分がケガをしてしまった
  • 相手をケガさせてしまった
  • 物損事故を起こしてしまった

などの場合は、UberEats 傷害補償プログラムが適用されて、見舞金などが補償されます。

 

「保険があるから、安心してUberEats の仕事ができる!」と思うかもしれませんが・・・

うば次郎
うば次郎
ちょっと待った!この保険はデメリットがかなりあるんだよ!

 

じつはUberEats の保険、傷害補償プログラムはデメリットが多く、これだけを頼りにしていると確実に痛い目にあいます。

ですので、この記事をよく読んで、傷害補償プログラムのデメリットを理解しつつ、保険に対する考えをしっかり固めていただければと思います。

 

UberEats(ウーバーイーツ)傷害補償プログラムの概要

UberEats 傷害補償プログラムの保険料

UberEats の配達パートナーは、保険料はかかりません

自転車配達、バイク配達、ともに保険料・加入料・年会費などは一切かかりません、

完全無料です。

UberEats の配達パートナーに登録して、仕事をしていれば、誰でも保険料ゼロでこの傷害補償プログラムの対象となります。

 

UberEats 傷害補償プログラムの加入方法

UberEats 傷害補償プログラムは事前登録や加入手続きは必要ありません。

UberEats の配達パートナーに登録した時点で、全員がこの傷害補償プログラムを利用することができます。

 


UberEats 傷害補償プログラムの補償対象

  1. 自分のケガの傷害補償
  2. 相手方のケガの賠償(対人賠償責任)
  3. 物損事故の賠償(対物賠償責任)

この3パターンが補償対象です。

車両保険(事故による自分のバイクや自転車に対する保険)はありませんので注意

 

UberEats 傷害補償プログラムの補償内容

その①自分のケガの傷害補償

死亡見舞金 1000万円
後遺障害見舞金 最大1000万円 ※症状により金額は異なる
医療見舞金 最大50万円 ※手術や検査など
入院時見舞金 1日あたり7500円 ※上限60日間
入院一時金 ヘルメット着用時2万円/非着用時5000円
手術一時金 宿泊入院75000円/外来手術37500円

Uberヘルプより参照 ※補償内容は2021年4月現在

※入院時見舞金は、入院時だけでなく、その後の稼働不能の日数も含む(最大60日)

 

その②対人・対物賠償責任

補償額 最大1億円

配達中の事故で、相手方を死傷させたり、相手の物品に損害を与えたりしたとき、最大1億円まで補償されます。

具体的な金額に関しては明記されていませんので、実際の補償金額は保険会社の判断次第という事になります。

また対物に関してはあくまで相手方の物品であって、自分の物品に関しては補償されません。

(例)事故を起こした場合、相手方の車の修理に対しての保険は下りるが、自分のバイクに対しての保険は下りない

 

UberEats(ウーバーイーツ)傷害補償プログラムのデメリット

ここからが重要です。

いよいよ、UberEats 傷害補償プログラムのデメリットを書いていきます。

 

デメリット①【超重要】配達中の事故しか補償対象にならない

UberEats 傷害補償プログラムは、あくまで「配達中」での事故のみが対象です。

「配達中」とは、

配達リクエストを受けてから、配達完了までの間のことです。

配達リクエストが入る(鳴る)飲食店で商品を受け取る注文者の自宅に商品を届ける

この間に起きた事故しか補償されないんです!

うば次郎
うば次郎
ここはめちゃくちゃ重要なところだよ!

ですので、

  1. 配達完了後、注文者の家から帰る時
  2. 配達リクエストを待っている時
  3. いつも仕事をしている場所に行く時
  4. 仕事を終えて、我が家に帰る時

上記のタイミングで起きた事故に関しては、UberEats 傷害補償プログラムでは、いっさい補償されないんです。

 

デメリット②アカウントが一時停止になるという情報があり

事故を起こして、UberEats 傷害補償プログラムを利用すると、UberEats ドライバーアカウントが一時停止になるという情報があります。

SNSを調べてみると、過去にUberEats 傷害補償プログラムを利用して(一時的でしょうが)アカウント停止になった方がいるみたいですね。

うば次郎
うば次郎
アカウント停止になる意味が分からん・・・

 

保険関連の処理があらかた完了すれば、UberEats のアカウントも復活するとは思いますが、

ただでさえ事故を起こして精神的に落ち込んでるさなか、UberEats のアカウントまで停止させられたらと思うと、その心労は簡単に想像できますよね・・・

しかもアカウント停止がいつ解除されるのかも分からないとなれば、毎日かなりのプレッシャーで心が病んでもおかしくありません。

またアカウント停止中は、もちろんUberEats の仕事ができないため、収入面でも困ったことになるはずです。

 

デメリット③弁護士費用特約なし、示談交渉なども自分でやるべし

UberEats 傷害補償プログラムは、弁護士費用特約や示談交渉サービスがないのも、かなりのマイナスポイントです。

事故を起こした際の相手方の交渉(とくにもらい事故)、弁護士費用特約があれば、無料で弁護士に丸投げできます。

しかしUberEats 傷害保険では弁護士費用特約が無いため、自分で相手方と交渉するか、有料で(高額で)弁護士に依頼するしかありません。

また保険でよくみられる示談交渉サービスの有無も重要です。

もしも保険会社の示談交渉サービスがあれば、本人は待ってるだけでいいので、心理的にもかなり余裕が生まれますよね。

しかしこれまたUberEats 傷害補償プログラムでは用意されていないため、示談交渉を自分でやらないといけません。

事故後の示談交渉をみずから好んでやる人なんてほぼいないでしょう。

ですので、保険に関しては弁護士費用特約&示談交渉サービスがあるのが必須

イコール、UberEats 傷害補償プログラムはどちらも無いのでかなりビミョーと言わざるを得ません

 

デメリット④退院後の見舞金は証明が面倒くさそう

UberEats 傷害補償プログラム、自分のケガに対する傷害補償には、退院後に仕事をできなかった期間(自宅療養)に対する見舞金制度もあります。

入院見舞金とおなじく1日当たり7500円が、最大60日間を上限に補償されます。

この仕事ができなった期間が補償される制度は、とてもいいと思います。

 

しかしこの保険を申請する場合、仕事するのが困難であることの証明を、担当医師にしてもらわなければならないので、手続きとしてはかなり煩雑なものになっています。

 

UberEats(ウーバーイーツ)傷害補償プログラムの詳細に関しては公式サイトで

今回記事にした内容は2021年4月現在のものです。

最新情報、および詳細に関しましては、ご自身で公式サイトでご確認お願いいたします。